南緯35度

〈日記〉退勤時刻が黄昏時となった電車に揺られてふと思い出した。「ああ、ストッキングを買っていないな」

前倒しの五月病は苟且の症状だと信じて私は京急線の改札を抜け街を歩く。

些か寂しげな表情を観せる川崎市街はいつの間にか夢を抱く場所から単なる住居地に変わっていたのかもしれない。某作家ではないが”ぼんやりとした不安”が夕焼けから日没への如く襲う。

早く緯度を下げた方がいい。カシス色に染める筈の爪は無気力の賜物宜しく肌色のままであった。

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